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店舗運営部が中心となり、週1回のペースで商品開発会議を実施しています。この会議に参加するメンバーは、常日頃から「食」に関するアンテナを張り巡らせ、各々があらゆるアイデアを持ち寄ります。ベーカリー業界の流行はもちろん、季節の食材、話題のスイーツやグルメも参考にしながら「こんなパンがお店に並ぶときっと楽しい!」と想像しながら、具体的な商品化に向けて、とことん話し合います。
「どんなお客さまが」「どんなシチュエーションで」「どんな気持ちで」商品を手に取って、召し上がられるのかによって、商品の見た目・味・大きさ・売り込み方なども大きく変わってくるため、この段階が最も重要といえます。
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商品開発会議で候補になったパンを、本社研修室で試作します。
発酵、焼き色、見た目、仕上げ…等、担当者は納得するまで何度も試作を繰り返し、焼き上がったパンは、本社スタッフ全員で試食をして、率直な感想・意見を出し合います。
試作されたパンのうち、実際に販売に至る商品は数種類。また店頭ポスターとして掲げられる商品は、毎月1~2品だけとあって、商品選定はいつも真剣です。
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レシピ作成とあわせて、安心安全な商品を提供するために、成分表示・カロリー・消費期限の検査を行います。自信がある商品を開発してもこの検査をクリアしない限り、販売には至りません。厳しい検査をクリアした商品だけが、店舗に並べられます。
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店舗スタッフが、実際の設備と材料でテストベイクを行います。
計測計量・発酵時間管理・温度管理・焼成時間をしっかり確認し、レシピ通りの商品になっているかを店長・社員が見極めます。数十店舗で同時に発売されるため、品質管理には欠かせない工程です。
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さまざまな工程を経て、いよいよ新しいパンがお客さまにお披露目されます。
パンが生まれて初めてお店に出る瞬間を、わたしたちは「パンデビュー」と呼んでいて、ひとつひとつ想いを込めて作られたパンをただ単に売り場に並べるのではなく、見た目だけでは伝わりきれない美味しさや魅力を、スタッフが明るい笑顔と言葉をそえてお客さまに紹介しながら陳列・販売します。